BOOK

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YOTTESOUROU BY SHIBA-RYOTARO

司馬遼太郎の酔って候を読んでの感想 だいぶ幕末に詳しくなってきたここ最近に読んだ作品。幕末期における外様大名をそれぜれフォーカスした短編集。 土佐藩 山内容堂 薩摩藩 島津久光 伊予吉田藩 伊達宗城 肥前藩 鍋島閑叟 大政奉還の立役者の山内容堂、大久保利通と西郷隆盛に躍らせれた、島津久光。黒船をノリで作った伊達宗城。富国強兵に早くから目をつけて洋式の武器を集めた鍋島閑叟。 それぞれが藩のため、日本 […]

TOBUGAGOTOKU BY SHIBARYOTARO

いやー長かった。 今まで読んだ司馬遼太郎の作品の中でも1番だった。 江戸時代が幕を降り、新しい明治という時代が始まったときの話を主に西郷隆盛を取り巻く情景で表現されている。 薩摩藩出身で共に戦った西郷隆盛と大久保利通。 お互いを信頼してるにもかかわらず立場が違うからこそ戦った西南戦争。 本人の意思とは関係なく進んでしまう時代。 自分の命を預けてしまい後は何も口出しせず大将として飾り物になる。 右腕 […]

DANCE DANCE DANCE BY HARUKI-MURAKAMI

村上春樹の長編小説、ダンスダンスダンスを読んでの感想 「羊をめぐる冒険」の鼠の死から4年、主人公はいるかホテルを再び訪れる。       そこから始まる無くしたもの探す物語。     手がかりはいるかホテルのみ。そこに行けば何かがわかり何かがつながる気がする。 いるかホテルは以前の名前を残したまま、近代的なホテルと様変わり。何故か名前は そのままに […]

JIBUN-NO-NAKANI-DOKU-WO-MOTE BY OKAMOTO TARO

岡本太郎の”自分の中に毒を持て”を読んでの感想 この本を読むきっかけとなったのは、ブログにも何度も登場している、“三軒茶屋の食事もできるBAR オドモ”さんにてお客さんのFさんより紹介されたからです。   Fさんは約10年前にこの本と出会い、とても感銘を受けたとのことで貸してもらいました。最近はもっぱら司馬遼太郎や東野圭吾ばかりだったので自 […]

MOEYO-KEN BY SHIBA-RYOUTARO

司馬遼太郎の「燃えよ剣」を読んでの感想 司馬遼太郎の長編小説、燃えよ剣を読み終えました。司馬遼太郎の作品は「坂の上の雲」、「竜馬がゆく」を以前読んだことがあっての今回の作品。自分が生まれる前、昭和39年に書き上げられたんですね。 300年続いた幕府が揺らぎ、まさに乱世に突入していく渦中に登場した新選組。それを立ち上げた近藤勇、辻方歳三、沖田総司。その中でも生涯「戦」の中に生きた土方歳三に焦点をあて […]

BYE-BYE, BALCKBIRD BY ISAKA-KOTORO

伊坂幸太郎の小説「バイバイ、ブラックバード」を読んでの感想   立て続けに伊坂幸太郎を読みふけってしまった。今回の話は主人公の星野ちゃんこと「星野一彦」が借金やらよくわからないが失敗をしてしまい<あのバス>に乗せられどこか連れて行かれる前に、付き合っていた彼女に別れを告げる物語。       しかも5人。     それぞれの彼女と運命的な […]

SABAKU BY ISAKA-KOUTARO

伊坂幸太郎の長編小説「砂漠を」読んで 舞台は仙台、物語は主人公である北沢が大学に入学するところから始まり卒業までの話。 そこで出会う友達 ブルジョワでとさか頭の鳥井 小太りで理屈っぽい堅物の西嶋 超能力は使える 南 学校一の無愛想な美人 東堂 の5人で構成される。 ストーリーはそれぞれの名前にある東西南北から、麻雀が軸になりそこから派生していく。とにかく強烈なキャラクターの西嶋が話す言葉は、パンク […]

CHILDREN BY ISAKA-KOUTARO

伊坂幸太郎のチルドレンを読んで 短編のような長編小説と作者が言っている通り、短編集かと思いきや出てくる人物は共通していて、時代がセクションごとに変わり、前のセクションとのつながりが少しずつ感じられる話。 主人公はよくしゃべるにぎやかな青年「陣内」。その友達の「鴨居」、たまたま銀行強盗の現場に居合わせて盲目の青年「永瀬」。その周りを取り巻く人で構成される。 出だしのいきなり銀行強盗の場面に立ち会って […]

HITSUJIWOMEGURU-BOUKEN BY HARUKI-MURAKAMI

羊をめぐる冒険を読んで 自分の生まれた年に出版された村上春樹の3作目の長編小説。 既に読んだような読んでないような気がして手に取りました。久々の村上春樹ワールドに触れました。   一人の広告代理店を共同経営する青年が主人公の物語。いつものことですが、タイトルだけでは話の内容が全く想像できません。 何気なく過ごす日常の中に現れる「羊」というキーワード。 架空の物語のはずなのに妙にリアリティ […]