MOEYO-KEN BY SHIBA-RYOUTARO

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司馬遼太郎の「燃えよ剣」を読んでの感想

司馬遼太郎の長編小説、燃えよ剣を読み終えました。司馬遼太郎の作品は「坂の上の雲」、「竜馬がゆく」を以前読んだことがあっての今回の作品。自分が生まれる前、昭和39年に書き上げられたんですね。

300年続いた幕府が揺らぎ、まさに乱世に突入していく渦中に登場した新選組。それを立ち上げた近藤勇、辻方歳三、沖田総司。その中でも生涯「戦」の中に生きた土方歳三に焦点をあて、彼の視点からみる幕末の動乱を描いたこの作品。

 

竜馬がゆくで予備知識があった幕末をまた違う視点にて描かれた世界観。両方のの視点からみる動乱の世の中。それぞれに正義があり、信念に従い生きる男の生涯。

 

終始ドキドキはらはら次の展開が気になる様子。ページをめくる手が止まりません。

教科書で名前しか知らなった、戊辰戦争や池田屋の変などの背景を知り、改めてwilkipediaで調べてしまいました。

 

多摩川の河川敷でアウトドアチェアに揺られながら読み終わった瞬間はしばし青空をぼうっと眺めて約100年前に想いを馳せ感傷に浸る。刀を振り回してた時代から100数十年しか経っていないことにも驚かせられます。

幕末の志士が命がけで作った日本に今自分は生きているのですね。

自分の使命は何なのかを考えさせられます。