CARDCASE MOTOJI’S LEATHER

ハンドメイドが好きな方にオススメ

レザークラフトにて名刺入れ（カードケース）を作りましたので制作工程を記録します

父の日プレゼントでもありますが、名刺入れ（マチ付き）を制作しました。

材料

・牛革タンロー　表面:1.6mm厚
仕切り・マチ部分:1mm厚
・ロウ引き糸
・トコノール
・仕上げ材

型紙を作る

今回使用した型紙は以前制作したものをそのまま流用しました。

＜サイズ（参考）＞

縦:195mm
横:104mm
※カード入れ部分の高さは60mmを想定

マチ部分はお好みで調整してください。

革の裁断

出来上がった型紙を革に写します。使用したペンは銀ペン。ボールペンでも別にいいと思います。

カードの出し入れがしやすいように指のひっかり部分を半月型 エンドポンチを使いカーブをつけます。

床面をトコノールで磨く

トコノールをウェスに取りまんべなく塗り、塗ったらガラス板で磨いていきます。
縦・横・斜めと向きを変えて磨くことによって毛羽立ちを抑えることができます。

中の仕切りと合わせるとこんな感じ

トコノール

ガラス板

コバの処理①

組み立て後に作業が困難な箇所のコバを先に処理します。
使用した感じはコインケースの作り方をご覧下さい

ヘリ落とし

コバを落としたら水を染み込ませたスポンジ等でコバを濡らし、コーンスリッカーで磨きます。
こば磨き

ある程度ツルツルになったらトコノールを竹串などで少量取り、コバに乗せ伸ばします。

トコノールが乾ききる前に再度軽く磨くとさらに仕上がりが綺麗になります。

仮組み

両面テープを縫い代部分に貼り、仮組みします。

縫い穴を開ける

デバイダーを使用し、菱目で穴を開けていく部分に印をつけます。
作るもののサイズによりますが、端から3mmぐらいが綺麗に見えるようです。

コンパス

菱目にて穴あけ

垂直に空けるよう意識してください。
斜めに入ってしまうと、表と裏で橋からの距離が変わってしまいあんまりかっこよくないかと。
※革が重なっている部分は特に慎重に作業してください。

一周穴空けが終わりました。

菱目

スーベルカッターで溝切り

菱目で穴空けした部分に溝を切っていきます。
後で糸を埋めるために使用します。

縫製

さていよいよ組み立てていきます。
縫い方についてはいろんなサイトで紹介されているので割愛します。

コバの処理②

縫製が終わったら最後の仕上げです。
残っていたコバの処理をします。

手順は①で説明した通りです。

完成

すべての作業が終わりましたら、オイルや仕上げ材などでコーティングすることにより汚れ防止になります。

作業開始から約３時間。
初めての方でも比較的簡単に作れるので作ってみてはいかがでしょうか。

他の作品の作り方はこちら

レザーコインケースの作り方はこちら
レザーペットボトルホルダーの作り方はこちら
レザーキーケースの作り方はこちら
レザーカードケースの作り方はこちら
レザーロングウォレットの作り方はこちら
レザーペンケースの作り方はこちら
レザートレーの作り方はこちら
レザーシングルペンケースの作り方はこちら

こちらでシルクスクリーン印刷で作ったTシャツや革製品作品の販売もしていますのでご覧ください。
TOOEYSWORKS SHOP

最後に

これからレザークラフトを始めていこうと思っている方にはこちらがおすすめ。一通りのものが入ってますので、簡単なカードケースやコインケース、財布なんかは作れるとおもいます。必要なものはここから買い足していくのがいいのではないでしょうか。他100均で代用できるものも多々ありますので、まず大きめな100均の文房具や工具のコーナーを見てみるのもいいと思いますよ。