SOLO BIKE CAMP AT NAGANO 20150812-14

SOLO BIKE CAMP AT NAGANO 20150812-14

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夏休みを使って長野県の内山牧場キャンプ場に行ってきました。

8/12

5:30 出発

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4:30に起き5:00に出発するはずが思ったより手間取ってしまい予定より30分遅れて出発。既に暑くなりそうな予感
パッキングももう手慣れたもんです。

 

ソロバイカーキャンプ持ち物まとめ

 

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川越手前で朝飯タイム。昨日握っておいたおにぎりとデイリーヤマザキのタルタルカツとハムカツ。
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なんと美味!

 

衣のキメが思っていたより5倍は細かくハムの柔らかさと言ったら思っていた1/3の力で切れるんです。こんなうまいハムカツは初めて!また食べたいけど都内にデイリーヤマザキが無い!

 

 

いつかまたたべれたらいいなー。

10:15 休憩

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途中若干254を見失いながらなんとか下仁田道の駅。

 

全然事前に調べてこなかったもんだからここが近いのかどうかも分からずマップを開くとあと30分。なんとか午前中には着きそうだ。下道をひたすらくると分かりますが、一番254沿いにあったチェーン店は「カツ屋」。なんと朝7時から営業してるんですね。流行りの<アサカツ>なんて。

 

 

 

目的地が近づくにつれ車はまばらになっていく・・・

 

いくつものトンネルをくぐり橋を渡る。

 

やっと内山牧場の看板を見つけ、急勾配な坂道を難なく登っていくXLR250さすがモトクロス。山道は得意です。右へ左へと車体を傾け峠を登っていく。道幅は車が2台ギリギリすれ違える程度。対向車が来て危うくぶつかりそうに!

 

 

危ない危ない。

 

 

林の中は空気がひんやりとし、緑の匂いが鼻から胸いっぱいに。ところどころ濡れた路面は岩の間から滲み出た湧き水。肌寒いけど不快では無い森の中、木の葉の間から時折入り込む日差しがキラキラと輝いているのだ。

11:00 キャンプ場到着

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いくつか分岐点を越え、看板が出てたとこから5.5kmも山を登りたどり着いた内山牧場キャンプ場。
内山牧場の設備状況などはこちら
なかなか下道5時間は骨が折れる。曇りだったのがせめてもの救い。これがもし日差しギラギラのなかだったら途中で高速使っていたかもしれません。

 
さーてテント設営アンドタープを設置しよう。

 

高原と言えども日差しの下では汗だくになるしまつ。タープは今回のキャンプのために用意した新品。一人で設置するのも初めてです。

 

果たしてうまくできるのだろうかとワクワクして作業にとりかかる。ポール二本にタープ本体に紐が8本。この紐が厄介なことに!!!

 

 

 

 

ほどこうとしたらそれが複雑に絡み合いかちゃくちゃねえ状況に。おっとすいません、つい津軽弁が。わけがわから無い状況に。

 

何度切ってしまおうかと思いましたが根気が無い自分への試練だと思い1本ずつなんとか解くことおそらく30分以上。

 

全部解けたときはちょっとした達成感を得ていましたね。
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さーて次は設営ですが、どこからやったらうまくテンションがかかるのかを試行錯誤。近くのキャンパーのやり方をパクってこちらこ完成。

 

 

なんかいい。最高の気分の。とりあえずタープの下で座ってみるとまたこれが心地よい。
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12:00 買い出し

設置が終わったら買出しへ向かう。

 
その途中の道

 

 

googlemapでスーパーを検索すると出てきたのでSEIYU、まさかこんなとこでもお世話になるとは思いませんでした。

 

スーパーへ行く際はくれぐれも野生の鹿を退いてしまいませんようにご注意ください
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峠を下り佐久方面へ254を走ること20分ぐらいで到着。
なんと24時間営業

 

ありがたやー

 

さあビールと食材調達。最近糖質を気にしてるので炭水化物を控えてる私。最初だけプレミアムモルツであとは糖質0。メニューはやっぱ肉だろうってことでステーキ肉を1枚にその他クラムチャウダースープ、ソーセージ、朝食用のレタスに玉ねぎ、じゃがいもも買っておこう。2日分の食料と酒とはいえ3000円とはちょっと買いすぎたかなー。今度は献立考えてこようっと。

 

 

ちょうど良いサイズの段ボールと保冷用の氷をもらい再びキャンプ場を目指す。

15:00 再びキャンプ場へ

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やっとビールが飲める。とりあえず簡単に昼食を済ませてあとはゆっくり日が暮れる頃に調理しよう。

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日が暮れるまではひたすら読書に勤しむ。ちょっと散歩。遠くを眺める。
受付の小屋では近くの牧場で取れる生乳を使ったソフトクリームが300円、形は個性的です。やっぱりこれからは個性の時代ですね。
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夜はステーキを焼いて食べ、赤ワインを胃袋に流し込み、気になる夜の国のクーパーは誰なのかを考える。

 

そして気が付いたら辺りは暗く、霧に包まれる。
ヘッドライトは持ってきたが<たねほうづき>の電池がまさかのなくなっている。

21:00 就寝

暗いし朝も早かったので寝ます。

8/13

6:00 起床

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時間を気にすることなく明るくなって起きたいから起きたのが6時ぐらい。
夜中はずっと雨が降っていたようでタープに雨が不規則なリズムで囃し立てる。
テントの中だと結構激しい雨が降っているように感じるが、外に出ると以外にも傘を挿そうか迷う程度の雨。
それでもバイクだと行動を躊躇してしまう。
霧雨でも60キロを越えるぐらいから痛い。
と言ってもヘルメットにはシールドがついてたね。
朝食は昨日買出ししたソーセージとフレッシュなレタスをパンに挟んで食べながらコーヒーを飲むと予定だったのにも関わらず途中でバーナーのガス欠!

 
仕方なく近くの荒船の湯が開く10:00まで本を読むことに。
外だと肌寒いのでテントの中で。
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途中散歩、雨で濡れた緑色した葉っぱの一枚一枚に生命の息吹と若々しさを感じ、小学校の頃の通学路を思いだす。
行きでは自分の背丈より小さかった草が、帰りには自分より大きくなっていたあの頃の記憶。
そこのそばには野球盤で当たり付きの自動販売機。
今回のキャンプのために用意した伊坂幸太郎の「夜の国のクーパー」を読む。
いろいろ不思議な名詞が並び❓が頭に浮かび、読み進めていくとその❓が一つづつ解き明かされる。

 
ちなみにある妻に浮気された公務員の男性が気まずさから趣味の釣りに出て船が転覆し、気がついたらいつもと違う世界に入り込んでしまう話し。果たしてクーパーとは?
なんてことを想像しながらページをめくってしまう次第です。

9:00 荒船の湯+買出し

外は相変わらず深い霧。
温泉+今日の仕入れに出発
内山峠を下っていく最中、視界は10mも効かない場所も。思わずブレーキを踏み目を凝らしながら進む始末。
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一歩間違えば崖から真っ逆さま。
この先に本当に道があるのか疑うほどです。
下の世界まで降りると意外なほど視界は開け、路面も乾く。
下界からキャンプ場がおそらくあるだろう場所を見上げるとやはり雲の中。
霧というより雲なんだなと思う。

 
荒船の湯のオープンまでまだ時間があるため買出しをしようと富岡まで下る。

10:30 スーパー到着

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昨日なくなったガスと照明の電池と水
せっかく調べて買って交換しようと思った電池が単四電池のはずが単三電池にいつの間にかすり替えられていたことには帰ってから気づく。

 

 

 

 

 

 

 

 
今夜も暗闇の中で生活です。

 

 

 

 
せっかく来たのだから観光地っぽいところも行こうと思い、やたら看板のある荒船風穴とやらに行こうと思う。
荒船の湯の後に。
さらにその前に地元の物も味わおうとお食事どころで少し早い昼食を。

11:30 おかた茶屋

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もつ鍋定食!
これでもかってくらいのモツと下仁田ねぎに名産の蒟蒻が入り、サラダとお新香が着いて破格の1050円、まさか消費税が上がったことにすら気づいていないのではと思う値段設定。

 
モツが驚くほど柔らかくてネギのあまみとあいまってとってもおいしいです!
なんかそんなセリフを言う人が前にいた気が。

 

12:20 荒船の湯 & 荒船湖

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食後には荒船の湯。
途中にあるダムにも寄り道。どうやったらこんな巨大なものが作れるのかが疑問でしょうがない。水際の緑が様々な濃淡を作り出し鮮やかすぎる。
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恐らく川の水を沸かした銭湯と呼ぶのが正しいのかわかりませんが、空いててゆったりとでき、しかも入浴料が600円と格安なのも嬉しいですね。
湯上りには近くの牧場のヨーグルト。濃厚です。
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本当はコーヒー牛乳が飲みたい!
その後は荒船風穴を目指します。

13:30 荒船風穴

そもそもそれが何なのかは現地の案内板を見るまでわからなかったのですが、その昔冷蔵庫が出来る前、天然の冷蔵庫とでも言うのでしょうか、石を組み空間を作ることにより平地より冷たい風を取り込み、きぬを作るための蚕を卵を年中出荷出来るようにした場所らしい。
それが富岡製糸場の世界遺産登録と相まって、関連である荒船風穴他二つの施設も世界遺産に登録された模様。

 
下仁田のホームページ

下仁田ホームページより抜粋
荒船風穴は、明治38年、地元の養蚕農家の庭屋静太郎により建設された蚕種貯蔵施設です。
長野県を発祥とする天然の冷風を利用した風穴技術を研究し、日本で最大規模を誇る貯蔵施設として運営され、日本全国を相手に事業を展開しました。
現在でも操業当時と変わらぬ冷風環境が維持され、肌を通じて史跡を体感することが出来る珍しい史跡です。

入場料500円を払い説明を受け、実際風穴に手を近づけると、冷たい風を感じられます。
なんと場所によっては1℃ほどの風が出ると。
驚くほどべき知恵の結晶。

 
ただし、駐車場から荒船風穴までは急勾配を片道800mは歩くのでスニーカーをお勧めします。というかヒールでは辿り着け無いかも。看板にもこうあります。

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覚悟が必要です。
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15:30 キャンプ場に帰還

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帰りは林道を抜けて行く

一通り楽しんで再びキャンプ場に。ここからはまったりタイム。クーパーをこの分だと日暮までに読み終えそう。
ビールを飲み、つまみを食べながらA-LITEのモナークチェアにゆられ、夜の国の住人となる、

 
照明の電池が先述した通りなので暗くなったら寝ます。その前に今日会ったことを振り返る時間2時間。アウトプットにはなかなか時間がかかるものです。
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今回はスマホの充電器(2回分)を持ってきたので問題ないとタカをくくってたらなんと、昨日寝るときにつなぎっぱだったせいか既に充電できず。ここでバッテリーがなくなります。

そんなこんなでそこも後にし寝床に戻り、また夜の国のクーパーの続きを読む。
まさか片目の兵長が・・・。

 

 

 
今日の晩飯は厚切りベーコンです

なので三日目の写真はありません。というよりも片付けて帰っただけですけどね。

3日目

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唯一残りのバッテリーで取れたのがこれ。
カツ屋のコチジャンカツ丼。
帰り道はきた道をただひたすら・・・

 

 

 

 

アクセルをひねり・・・

 

 

 

 

ガソリンをエンジンに送り込み・・・

 

 

 

エネルギーがブロックタイヤに伝わり・・・

 

 

 

それで前に進む

 

 

 

 

目的地の途中

 

 

 

まとめ

初の2泊3日のソロバイクキャンプ。ほとんど人と話すことなく過ごす三日間はとても新鮮でした。落ち着いて本を読み、気ままにバイクを走らせ、腹が減ったら飯を食う。次回はだれかバイク仲間を誘っての企画もいいなあと思いました。

 

それとやはりハーレーダビットソンが欲しくなりますね。もっと荷物を積んで走ることができるしまた積載した姿が様になる。高速でもっと遠くにも行けるし。

 

あー欲しい・・・

 

ではまた。

20160605追記

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平地では暑さを感じるほどの陽気ですが山の上は日が陰るとまだまだ寒い!

6月でも夜は10度を切る場合もありますので防寒対策は必須です。

美味い食事に最高のロケーション。楽しい仲間とのCAMPは心安らぎます。