MOTOJI’S LEATHER WORKSHOP 20150525

MOTOJI’S LEATHER WORKSHOP 20150525
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ショルダーバック & キーケース

久しぶりのレザークラフト教室です。生徒は普段三宅島でイルカのお姉さんをしてるSさん。最近ご結婚されたとのことで、婚約指輪のお返しに手作りのプレゼントを作りたいとのこと。

レザークラフトは初心者。最初はグッチの財布みたいなのを作りたいといっていましたが、さすがにいきなりは無理ということでショルダーバックとキーケースの製作です。

今までもいろんなものを手作りした経験があるせいか一度教えるとサクサク進めていきますのでとてもやりやすいですね。

雑談ですがイルカとクジラの違いって大きさだけだって知ってましたか?確か4mを越えるものをクジラでそれ以外をイルカと呼ぶらしい。
因みに鷹と鷲もどちらを鷲や鷹と呼んでも間違いではないみたいですよ。

話は戻りますが、ショルダーバックは床革を染めて張り合わせるだけのシンプルなもの。弁当と財布と鍵が入ればいいのことで製作。
床革を染める際は刷毛でやるとあっという間に染料がなくなってしまい、さらには斑にもなりやすいのでトレーに染料を流し込んでそこに革を浸すのがよろしいかと思います。


裏面はトコノールで処理することによってツルツルになります。床革は安いのですがそのまま使うのはちょっと味気ないのでちょっと色を付けてあげるだけで大分見違えるようになります。






乾くまでの間にキーケースの製作です。

1 キーケースはまず型紙を革に写し、裁断します。

今回使用した革は牛タンローです。
革には向きがありますので注意!
<a href=”http://www.arukus.com/seni.html”>参考サイト【動画】で簡単♪レザークラフト倶楽部</a>
裁断したら模様を施す場合は組み立てる前にします。


2 レースをかがる部分の内側にラインを入れます。

手順としましては、

  • 1、デバイダーで縁から好きな幅で印をつけます。
  • 2、印をつけたところにスーベルカッターで溝を切ります。
  • 3、内側を奥行きをつけるためにベベラにてカービングを施します。



3 レースかがり

今回縁はレースにしたいとのことなので平目打ちで穴あけをし、ダブルステッチにてかがっていきます。
レースが足りなくなった場合は接着部分を漉き、ボンドにてくっつけます。
その際注意しないといけないのが、接着面が平目の穴あけた部分に来ないように長さを調整する必要があります。
そうしないと接着部分が平目で開けた穴を通る際引っかかって取れてしまいやすいからです。

キーケースぐらいの大きさなら4本弱のレースで一周できると思います。

編み終わりはスタート地点をほどきながら編んでいくと上手くつながる部分がありますのでそこでレースを切って
ボンドで止めます。


4 ホックの取り付け。

次はばねホックの取り付けです。特に難しい点は無いと思いますが、パーツに合った穴をハトメ抜きで開けていきます。ホックを取るける前に必ず一度オス・メスと表裏の向きは確認することをお勧めします。逆につけてしまったら本当に泣きそうになります。


5 金具取り付け

完成が近づいてきてワクワクしてるところではないでしょうか。こちらもただ金具を取り付けるだけなのですが、金具の向きが重要です。こちらも間違えやすいポイントです。


6 仕上げ

金具も取り付け終わったらもうほぼ完成ですね。そのまま使っても問題ないですが、最後に仕上げ剤を塗ることによって汚れ防止と艶出しになります。
私が使ってるのはレザーフィックス。Tシャツなどの切れ端に染み込ませ、円を描くように銀面を撫でていきます。


どれくらい艶を出すかはご自身のお好みで。
あとは1年2年と使って変わっていく革独特の経年変化をお楽しみください。

 

 

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<  -HAND SEWED-  >
◆ CARDCASE            ¥5,000~
◆ KEYCASE               ¥5,000~
◆ WALLET                 ¥12,000~
◆ LONG-WALLET      ¥18,000~
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◆ OTHER                   ¥ ASK

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