KAGOSIMA & YAKUSHIMA LASTDAY
- 2016.04.05
- TRIP
鹿児島最終日はひたすら明治維新以降の歴史散策です。
AIR B&B 鹿児島中央
鹿児島で泊まった場所は今話題の民泊。ただホテルを予約するより思いがけないことが起きて楽しそうと思い試してみました。
宿泊させていただいたご主人がとてもいい方で、港まで迎えに来ていただき、翌朝も駅まで送ってくれるという手厚い待遇ぶり。
しかも朝食も簡単ですが作ってくれました。
それでいて宿泊料金は3000円ほど。
あまりにもそれでは悪いのでビールを差し入れと足代としてわずかですが置いてきました。
宿自体は写真の通り。高台にあるため窓から鹿児島の街が見下ろせます。
部屋自体も清潔感もあり快適にすごせました。ただ白猫の「マツ」君がいるのでアレルギーがある人などはご注意です。
ご主人は司馬遼太郎が好きで「翔ぶが如く」を読んでいる自分とも話が合い良い雰囲気でした。
鹿児島歴史散策
最終日は時間が許す限りひたすら歴史散策です。
とりあえず最初は西郷洞窟をかごりんで目指します。
自分のCANNONDALEがあればもっと快適だったんでしょうが贅沢は言えません。車で回るより距離的にも自転車十分な距離感だったのでいざ出発するといきなり300mはあろう急な上り坂だし!!!
日頃の運動不足解消なんで問題はありませんが。
西郷洞窟
ちょっと道には迷いましがなんとか到着。自転車を降りて目の前まで行くとなんとも言えない空気感。ちょっと鳥肌が立ちます。
翔ぶが如くの8巻なのでまだ話は洞窟まで行ってませんが、頭の中でここにたどり着くまでのストーリーを想像する。
150年ほど前に繰り広げられた西南戦争は、本を読んで初めて知りましたがとても切ないエイピソードが沢山あります。
西郷側についた西郷を慕う者たちと、政府大久保利通側との戦い。二人は幼なじみで共に幕府を倒した仲間でもある。
それを取り巻く人間も親戚や幼なじみが多々いる。立場上憎くなくても戦わなければいけない状況。全てはこうなるしかない時運のせいなのかもしれない。
そんな感慨にふけっていると土産物屋のおばあさんに話しかけられ店の中に誘われる。いろいろ明治維新の話を聞かせてくれたと思いきやなかなかのパワー営業でここでしか置いていない本を勧められる。
断っても粘りが半端ない。どうやら話を聞くとそのおばあさんは明治維新を戦った志士の孫あたりに嫁に来たんだと。
歴史の生き証人だった。半端ない!
あまりの粘りに何も買わずに出られる雰囲気でもないと思い自分用に縄文杉のぐい飲みを買った。
まあ今まで何も残るものを買ってなかったのでいい記念になったかなと。
西郷隆盛銅像
「もうここでよか・・・。」
腰に銃弾を浴びた吉之介が最後に言った言葉。
一つの歴史の転換点となる。
その時勝海舟が読んだ詩がまた切ない。
ぬれぎぬを 干そうともせず
子供らが なすがまにまに
果てし君かな (勝海舟)
西郷隆盛最後の地を見た後は道なりに降りてくると鹿児島市役所裏あたり。
図書館やら記念館やら何やらがいろいろ密着してるため歩いて回れる距離にいろいろ見たいものがある。
と思ったところに西郷どんが。
西郷どん可愛いです。
島津藩
薩摩藩の島津家は人大事する風習があったらしく。國は人にあって城にあらずとお城は持たなかったみたいなんですね。
その辺あまり詳しいことはわかりませんが徳川家に並ぶほどの大名だったみたい。
斉彬は早くから海外に目を向け、徳川幕府に内緒で海外留学をさせ、外国の文化や工業を取り入れていたようです。
水族館
次は海沿いを桜島を横手にかごりんは走る。
水族館の中に実際入ったわけではありませんがなんとここでは水族館の外でちょっとしたイルカの芸が見れる。鹿児島の人は何て太っ腹なんでしょうか。
イルカに癒された後は東郷平八郎さんに会いに行きます。
ザビエル
いたるところに大きな公園があり、戦没者を祀る記念碑があるのは鹿児島ぐらいではないのかと。
これだけ興味深い歴史のオンパレードにもかかわらず自分以外に散策してる人は2人ぐらいしかいなかったような気がします。
東郷平八郎
東郷さんは今も桜島を見渡せる場所に佇んでいる。
日露戦争でバルチック艦隊を破ったこの人が艦長に任ぜられた理由がまた面白く。
運がいいから。
最終的にはやはり運がものを言うみたいです。
坂の上の雲に書いてましたが未だにこの方は凄いのか凡人なのかがわからないらしい。
やはりその辺は紙一重なのか。
みやこ温泉
温泉となってますがサイズ的には銭湯です。
自転車でかいた汗を流します。
ゆっくりしたかったんですが時間もそんなないので30分ほどであがりまたかごりんで飛ばします。
西郷隆盛の墓
回ってる順番を決めてたわけではなく、偶然ですが旅の締めくくりに相応しい西郷隆盛の墓に。西郷を担ぎ西南戦争を起こしたと言われる桐野(人斬り半次郎)。
起こるべくして起こったのか起きてなければまた違う形で戦争が起きていたのか。
歴史に「たられば」は無いと言いますが、西郷どんが死ななかった日本はどうなっていたんだろうと思う。
どんな気持ちで最後を迎えたんだろうと思う。
鹿児島ラーメンこむらさき
人気はあるみたいですが自分の好みでは残念ながらありませんでいた。
なぜ1000円もするのかなと。
旧友
鹿児島空港で旧友とその息子に見送られながら短い鹿児島旅行はあっという間に終了です。
また訪れたいと思うところがたくさんありました。
自分が生まれた場所であり。
明治政府の偉人が生まれた場所であり。
世界遺産の屋久島があり。
温かい人間味のあふれる方々の街。
ありがとう。
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