CHILDREN BY ISAKA-KOUTARO

CHILDREN BY ISAKA-KOUTARO

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伊坂幸太郎のチルドレンを読んで

短編のような長編小説と作者が言っている通り、短編集かと思いきや出てくる人物は共通していて、時代がセクションごとに変わり、前のセクションとのつながりが少しずつ感じられる話。

主人公はよくしゃべるにぎやかな青年「陣内」。その友達の「鴨居」、たまたま銀行強盗の現場に居合わせて盲目の青年「永瀬」。その周りを取り巻く人で構成される。

出だしのいきなり銀行強盗の場面に立ち会ってしまい、縁日で売られてるようなアニメのキャラクターのお面をかぶせられ縛られるところから始まる。そんなシーンから浮かび上がるキャラクター。
これからどんな話が展開されていくのか・・・。

陣内の空気を読まない破天荒さが読んでて墜にやにやしてしまいます。

登場人物は共通ですが話ごとに視点が変わる。そこがまた面白い。
ついつい先が気になり空いた時間2日で読んでしまいました。

あと2冊、読んだことのない伊坂幸太郎があるのでそちらも楽しみです。